移植医療とは
Organ Transplantation
かけがえのない善意で、
新しい明日へ
「いのち」をつなぐ医療
移植医療とは、病気やケガによって臓器や組織の機能が低下し、
他の治療法では回復が難しい患者さんに対して、
第三者からの善意による健康な臓器・組織の提供を受け、機能を回復させる医療です。
提供を行う方の温かいお気持ちと、それを支えるご家族の思いによって成り立つこの医療は、
失われかけた「いのち」や「見るよろこび」を次の世代へとつなぎ、
多くの患者さんやそのご家族に新しい希望と健やかな日常をもたらしています。
臓器移植
Organ Transplantation
※より詳しい説明は日本臓器移植ネットワーク をご覧ください。
角膜移植
Corneal Transplant
年齢制限はありません。どなたでも「光のバトン」を渡せます。
角膜は、眼球の表面の黒目と呼ばれる部分の前にある透明な膜で、これを通して光が網膜に達し、はじめて物が見えます。しかし、病気やケガで角膜が白く濁ると見えなくなります。このような場合に、濁った角膜を透明な角膜と取り替える手術を角膜移植といいます。
献眼はどなたでもでき、年齢制限もありません。近眼や老眼、網膜などの疾患で眼の不自由な方でも角膜が透明であれば、充分移植に用いることができます。ただし、移植を受ける患者さんに罹患する可能性のある感染症のある方の場合には、検査の後で移植に用いられない場合もあります。また、眼内の癌や白血病等の方の角膜も移植に用いることはできません。
※熊本県では、登録制度を設けておりません。
角膜提供の流れはこちら
提供できる臓器
Available Organs
臓器提供には「脳死後」と「心停止後」の2つの機会があり、お体の状態によって提供できる臓器が異なります。脳死後では全身のさまざまな臓器が、心停止後ではおもに腎臓や眼球(角膜)などが、次の患者さんへの希望として引き継がれます。
- 脳死
- 心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、眼球
- 心停止
- 腎臓、膵臓、眼球
親族優先提供
Priority for Relatives
平成22年1月17日より、親族に対し角膜及び臓器を優先的に提供したいという意思表示をすることが可能となりました。
提供できる範囲
親族優先提供の範囲は1親等とする。(配偶者、子及び父母)
親族優先を希望するドナー(提供者)になるためにすること
親族優先提供を希望する旨を書面で示しておくことが必要です。
レシピエント(待機患者)になるためにすること
ドナー(提供者)が死亡した時点において、提供を受けようとする人は、医師の診察を受けてレシピエント(待機患者)として登録されている必要があります。
提供できないケース
「○○さんにだけ提供する」という限定する意思表示があった場合は認められず、提供自体ができなくなります。親族提供を目的とした自殺を防ぐため、自殺者からの親族優先提供はできなこととされています。
よくある質問
q & a
臓器提供について
臓器提供時の費用は。
提供者の方には費用はかかりません。また、善意に基づく提供なので報酬等もありません。
臓器提供は何歳までできますか。
臓器提供適応基準では、おおよそ心臓50歳以下、肺・腎臓70歳以下、膵臓・小腸60歳以下が望ましいとされていますが、この年齢を超えた方でも医学的に提供が可能であると医師が判断する場合があります。
提供後の遺体は。
胸からお腹にかけて傷は残りますが、きれいに縫い合わせて清潔なガーゼでおおわれます。お身体はきれいな状態でご家族のもとにお戻りいただけます。
角膜提供(献眼)について
摘出できない場合はありますか?
感染症(エイズ・成人型T細胞白血病・B型肝炎・C型肝炎・COVID-19)が陽性の場合は献眼いただけません。
献眼には年齢制限がありますか?
ありません。但し、3歳以下の子供の角膜は発育の未熟性から移植手術は難しくなります。
献出後の顔は変わりますか?
角膜だけを摘出し、義眼を入れますのでお顔の形が変わることはありません。
熊本県移植医療推進財団に連絡するのは、死後何時間以内ですか?
死後約12時間以内の摘出が目安ですが、状況にもよりますのでご相談ください。
意思表示カードには眼球とありますが、全眼球とりだすのですか?
熊本県では、角膜だけを丸く切り取り、眼球はご遺体にそのまま残す方式を取り入れています。